元来、糸は1本1本の繊維をからみ合わせて作られてきました。 この「からみ合わせる」ことを「撚(よ)る」といい、そうして作られた糸を「撚糸(ねんし)」といいます。撚糸にすることで、繊維が抜け落ちることなく一定の強さを持った糸となり、はじめて織物や編地の材料にすることができます。
無撚糸は、いったん撚られた糸(単糸)に水溶性PVA(ポリビニールアルコール)のフィラメントを合わせて、2本の糸を撚りあわせた双糸というものにします。このとき、撚る方向をもともと単糸が撚られた方向と反対に撚り合わせます。このことで、2本の糸が撚られた糸が出来上がると同時に、もともとの単糸の撚りは戻されることになり、単糸の撚りはない状態になります。
この双糸の状態で織物や編地を作った後、熱湯でPVAを溶かして取り除くと、撚りのない糸だけの布が出来上がります。実用上は撚りを完全に無くさず、多少残されることもあります。
これが無撚糸の製造方法ですが、市場で「無撚糸」とされる商品は「撚りのない糸、あるいは非常に撚りの少ない糸」と理解されると良いと思います。
撚糸(撚られた糸)は、もともとは糸を強くすることが目的ですので、繊維を凝縮し固くしていくことになります。そこで、より柔らかく肌触りのよい織物や編地を生み出すために求められたのが「無撚糸(むねんし)」です。
無撚糸タオルは、ボリューム感があって肌触りが良く、吸水性にも優れていますが、反面、毛羽が抜け落ちやすく、取り扱いには注意を要する面もあります。
柔らかさを維持するために、タオルをネットに入れ、たっぷりのお水を使ってお洗濯されることをお薦めします。柔軟剤の使用もあまりお薦めできません。脱水後は軽く振ってパイルを立たせてから、直射日光を避けて干されると良いでしょう。
元来、糸は1本1本の繊維をからみ合わせて作られてきました。 この「からみ合わせる」ことを「撚(よ)る」といい、そうして作られた糸を「撚糸(ねんし)」といいます。撚糸にすることで、繊維が抜け落ちることなく一定の強さを持った糸となり、はじめて織物や編地の材料にすることができます。
元来、糸は1本1本の繊維をからみ合わせて作られてきました。 この「からみ合わせる」ことを「撚(よ)る」といい、そうして作られた糸を「撚糸(ねんし)」といいます。撚糸にすることで、繊維が抜け落ちることなく一定の強さを持った糸となり、はじめて織物や編地の材料にすることができます。
無撚糸は、いったん撚られた糸(単糸)に水溶性PVA(ポリビニールアルコール)のフィラメントを合わせて、2本の糸を撚りあわせた双糸というものにします。このとき、撚る方向をもともと単糸が撚られた方向と反対に撚り合わせます。このことで、2本の糸が撚られた糸が出来上がると同時に、もともとの単糸の撚りは戻されることになり、単糸の撚りはない状態になります。
この双糸の状態で織物や編地を作った後、熱湯でPVAを溶かして取り除くと、撚りのない糸だけの布が出来上がります。実用上は撚りを完全に無くさず、多少残されることもあります。
これが無撚糸の製造方法ですが、市場で「無撚糸」とされる商品は「撚りのない糸、あるいは非常に撚りの少ない糸」と理解されると良いと思います。
撚糸(撚られた糸)は、もともとは糸を強くすることが目的ですので、繊維を凝縮し固くしていくことになります。そこで、より柔らかく肌触りのよい織物や編地を生み出すために求められたのが「無撚糸(むねんし)」です。
無撚糸タオルは、ボリューム感があって肌触りが良く、吸水性にも優れていますが、反面、毛羽が抜け落ちやすく、取り扱いには注意を要する面もあります。
柔らかさを維持するために、タオルをネットに入れ、たっぷりのお水を使ってお洗濯されることをお薦めします。柔軟剤の使用もあまりお薦めできません。脱水後は軽く振ってパイルを立たせてから、直射日光を避けて干されると良いでしょう。