タオルの商品名の中に "匁(もんめ)" という漢字が含まれていることがあります。180匁、200匁…、これは何を意味しているのでしょう。
匁は尺貫法で重さを表す単位として日本で古くから用いられてきましたが、国際的な単位の統一化の流れの中で尺貫法は原則として廃止され、メートル法が用いられるようになりました。タオル業界は、古くからの業界ですので、依然として重さの単位に "匁(もんめ)" が使用されています。
では単にタオル1枚の重さを示しているかというと、そうでもないのです。1匁の重さは3.75gと規定されています。タオルの重さは1ダース(12枚)単位で量ります。例えば、「200匁」であれば、3.75g×200匁 で1ダースでの重さ750gとなります。1枚あたりに換算すると750÷12で、62.5gということになります。
ただし、タオルケットの場合は少し異なるようで、1枚当たりの重量を示すようです。「250匁」であれば、3.75g×250匁 で1枚の重さ937.5gとなります。
また、オリジナルタオル等でよく使用されるシャーリング(生地表面のパイルをカットしたタオル)では、カットする前の織上がりの重量が示されていることが一般的です。シャーリングタオルの場合、カットの度合いによって異なりますが、実際の重量は軽くなっています。
2010年前後から、政府よりグラム表示への移行に関する通達があり、消費者の方にとって分かり易い表示に統一されていくと思われます。
綿の素材やタオルのサイズなどが同じタオルとした場合、一般的に重量が重ければ、原料の綿糸の量が多いわけですから 「厚め、固め、水分吸収量が多い、乾きにくい、絞りにくい、値段は高め」、また重量が軽ければ 「薄め、柔らかめ、水分吸収量が少ない、乾きやすい、値段は安め」といった商品の傾向になってきます。
どちらが良い悪いということはなく、お使いになられる方が要求とマッチする商品をお選びになることが大切なことだと言えます。
フェイスタオルを例にとると、120匁(37g)~280匁(87g)の範囲が見られますが、普通のタオルと言われるものは、200匁(63g)~220匁(69g)です。日常の洗顔等では大変使いやすい厚さです。
温泉旅館などで見かけるものは薄目で、絞り易く、乾き易いものが多く、ホテルでは厚めの重量感のあるものが選ばれる傾向にあります。これも入浴文化の異なる和洋の違いからくるものでしょう。
タオルの商品名の中に "匁(もんめ)" という漢字が含まれていることがあります。180匁、200匁…、これは何を意味しているのでしょう。
タオルの商品名の中に "匁(もんめ)" という漢字が含まれていることがあります。180匁、200匁…、これは何を意味しているのでしょう。
匁は尺貫法で重さを表す単位として日本で古くから用いられてきましたが、国際的な単位の統一化の流れの中で尺貫法は原則として廃止され、メートル法が用いられるようになりました。タオル業界は、古くからの業界ですので、依然として重さの単位に "匁(もんめ)" が使用されています。
では単にタオル1枚の重さを示しているかというと、そうでもないのです。1匁の重さは3.75gと規定されています。タオルの重さは1ダース(12枚)単位で量ります。例えば、「200匁」であれば、3.75g×200匁 で1ダースでの重さ750gとなります。1枚あたりに換算すると750÷12で、62.5gということになります。
ただし、タオルケットの場合は少し異なるようで、1枚当たりの重量を示すようです。「250匁」であれば、3.75g×250匁 で1枚の重さ937.5gとなります。
また、オリジナルタオル等でよく使用されるシャーリング(生地表面のパイルをカットしたタオル)では、カットする前の織上がりの重量が示されていることが一般的です。シャーリングタオルの場合、カットの度合いによって異なりますが、実際の重量は軽くなっています。
2010年前後から、政府よりグラム表示への移行に関する通達があり、消費者の方にとって分かり易い表示に統一されていくと思われます。
綿の素材やタオルのサイズなどが同じタオルとした場合、一般的に重量が重ければ、原料の綿糸の量が多いわけですから 「厚め、固め、水分吸収量が多い、乾きにくい、絞りにくい、値段は高め」、また重量が軽ければ 「薄め、柔らかめ、水分吸収量が少ない、乾きやすい、値段は安め」といった商品の傾向になってきます。
どちらが良い悪いということはなく、お使いになられる方が要求とマッチする商品をお選びになることが大切なことだと言えます。
フェイスタオルを例にとると、120匁(37g)~280匁(87g)の範囲が見られますが、普通のタオルと言われるものは、200匁(63g)~220匁(69g)です。日常の洗顔等では大変使いやすい厚さです。
温泉旅館などで見かけるものは薄目で、絞り易く、乾き易いものが多く、ホテルでは厚めの重量感のあるものが選ばれる傾向にあります。これも入浴文化の異なる和洋の違いからくるものでしょう。